Kiitos‼544グラムの奇跡

妊娠27週3日、544グラムの体重で生まれた我が子。そんな我が子も、すくすくと成長し、無事に一歳を迎えることができました。一歳を迎えた今だからこそ、書ける‼伝えられる‼ことがあるかなぁ~と思い、ブログを始めました。

退院まで、あと140日~毎日、色々あります(-_-;)~

*今日の面会

生まれてから、たくさんの管に繋がれていた我が子…

今日は、右手の点滴が取れました!!

まだ、うつ伏せで、3時間おきに左右に顔の向きを変えます。

ぐっすり眠っている我が子…

ピクピク顔を動かしたり、2回大きなあくびをしたり…

どんなに小さくても、立派な赤ちゃんです(^^)f:id:tree-and-root:20210115101141p:plain

 

 

変わったことと言えば…

二酸化炭素のモニターが追加されました。

血液検査で毎回測定、採血していると、赤ちゃんへの負担もあるので

体に1、2センチ程のパットをつけて、測定するとのこと。

元気に動くとそのパッドが取れて、モニターの値も下がる(;゚Д゚)

それを、知らなかったときには、

「我が子に一大事が起こってますよ!!」と、

心の中で看護師さんを呼んでいましたが(^^;冷静に聞くと、

パットがずれていたり、外れていたり…

ホッと一安心。

 

 

やや夜行性な我が子。

昨晩、よく動くため、今朝から軽い睡眠剤を導入しているとのこと。

だから、面会に言っていたときに、寝ていたのか~(-_-;)

ただでさえ、毎日何かしらの薬を投与されているのに、

また、追加!?っていい気持ちはしないですよね(-_-;)

まぁ~動き過ぎて、赤ちゃん本人がきつくて、心拍や呼吸数などに

悪影響がでるよりは、ほんの少し落ち着いてもらう方がベターとのこと。

 

また、人工呼吸器は、自発的な呼吸をしているわけではないので、

肺に負担がかかってきます(´;ω;`)ウゥゥ

肺の余分な水分を取り除くために、利尿剤や炎症を抑えるための

ステロイドを使用していますが、

この「ステロイド」と言う響きがイヤですねぇ(´;ω;`)

担当医いわく、

長期間使用するわけではないので、安心してくださいとのこと。

 

よりより方法を選択しながら、日々進んでいるんですね(-_-;)

ベストは、求められないのですね…

辛抱の時と自分に言い聞かせながら…病院をあとにするのでした。

 

 

退院まで、あと141日~温めるべきか!?冷やすべきか!?それが問題だ!!~

退院してまだ、一週間足らず…

ということは、

出産(帝王切開)して、…10日あまり。

今まで、妊娠していたのだから…体が本調子でないのは事実(-_-;)

家事の合間に、安静にしています。

 

*胸が張って痛い(;´Д`)

3時間おきに、搾乳をしているのですが、初めての妊娠・出産した私にとっては、

いろんなことが初めて。

そのひとつが、「胸の張り」!!

胸は、カチコチで、激痛を伴う程(;゚Д゚)

俗に言う…乳腺炎!?と、思い慌てて、おっぱいの張りでネット検索。

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ほうほう…なるほど~

って!!

赤ちゃんに吸ってもらう」!?(# ゚Д゚)

子供は、入院中で吸ってもらいたくても、吸ってもらいないんだよ!!と

スマホに怒りをぶつける母(-_-;)笑

 

しぼりすぎない」!?(# ゚Д゚)

しぼりたくても、痛くて…触れもできないんだよ!!と

スマホに怒りをぶつける母(-_-;)笑

 

食事を改善」!?(# ゚Д゚)

元々、甘いものより、ビール!!だった母は、甘いものや脂っこいものは食べていなかったので、これも違う(-_-;)

 

授乳前のマッサージ」!?(# ゚Д゚)

痛くて…痛くて…激痛で…

マッサージをできる程じゃないんだよ!!

せめてもと、横向きに寝て、胸を押さえつける荒業に(-_-;)

でも、それも痛くて…痛くて…激痛で

うぅ~唸りながら右向いた、左向いたり。

 

穏やかに冷やす」!?急に、冷やしすぎるといけないとのこと。

おぉぉぉ!!いい感じに治まってきた(^^♪

でも、ただ冷たくて麻痺している気がする(-_-;)笑

 

清潔に保つ」!?毎日、お風呂に入ってますよ(-_-;)笑

 

次に、おっぱいのしこりで検索。

えぇぇぇ(# ゚Д゚)今度は、温めるのかーーーーい!!!

まだまだ、胸の痛みは改善されていないので、できることはしよう。

温めてみると…どうにもならない。

寒い冬…布団に入りながら、冷やすほうがよい!!と言う結論に至りました。

 

それでも、検索を進めていくと…「リバースプレッシャーソフトニング法

と言うモノを発見。

 

~しこりがある部分を軽くマッサージして、詰まりを解消するための方法~

1)指頭か指の腹を乳輪に当てる
2)自分の体に向かって押して圧迫し、1分以上キープする
3)指の位置を変えて繰り返し、乳輪全体に行う

 

【結論】

初めての搾乳で、うまく採れていなかったようです(-_-;)

母乳が残っているので、それが張りやしこりに感じていたよう。

搾乳の前に、乳首をマッサージして柔らかくすることが、

個人的には、効果的でした。

乳腺炎にもならず、ほっと一安心。

でも、この胸の張りやしこりは、授乳中に何度もやってくるのでした…(;´Д`)

 

*今日の面会日記

基本的にうつ伏せ状態の我が子。

今日は、背中を手で覆った(^^)パパが覆うを、穏やかな表情♪

544グラム

ペットボトル1本分の我が子を触るときの、緊張を言ったら

それはそれは、計り知れないものです!!

まず、手に消毒をつけて…

保育器の手を入れる扉を開けて…

手を入れるのですが、

私が触ると、ビックリした様子(^^;距離感をつかめない母(^^;

今日は、綿棒に搾乳した母乳を含ませたものを、我が子の口に!!

また、これが触るときの緊張感を超えてきますからね!!

また、気管にチューブを入れて、呼吸をしているので、

どうやって綿棒入れるのさ!?と、プチパニックの母。

結局、唇にかなりソフトに当てるだけ。

(「看護師さん!!今日は、これぐらいで許してください」←母の心の声)

 

面会に行くと…すべてが、心配で不安なもの( ゚Д゚)

呼吸器の関係で、ヨダレが多く、きつそうな我が子…

私たちは、我が子の顔の正面側にいて、

看護師さんは気を使って、ヨダレ(タン)を吸引する際に、

後頭部からチューブを入れたのですが、

「看護師さん!!もう少しで、鼻に入りそうです(;´Д`)口に入れてください!!」と、

心の中で焦る気持ちが…

 

って、看護師さんもプロだから、鼻に入るわけがない!心配ご無用よ!

と、あの頃の私に言ってやりたいものです。

 

面会って、不安や焦りの中に、我が子と触れ合える喜びもあって…

日々、押し寄せる感情が目まぐるしく、大荒れの日本海にいるような心境なのでした。

 

 

 

退院まで、あと142日~おすすめのアイテム(搾乳編)~

前回は、黄疸の治療のために、ライトの光を当てられていた我が子ですが、

今日は、ライトの治療は、ナシ!!

 

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今もなお、気管にチューブを入れて、呼吸をしています。

今日も面会に行くと…

おなかや足をもぞもぞ動かしていた

ウンチが出ているのかな!?

オムツを替えてほしかったのかな!?

(オムツは4Sサイズと言う、ミニマムでかわいらしいサイスです。

詳しくは、退院まで、あと147日~一般病棟での2日間『激高と哀感のあいだ』で~

に書いております)

今日の看護師さんは、あまり私たちに話し掛けるタイプではない人で、

私たちがいるときは、遠巻きに見ていて、我が子とかかわらない様子…(^^;

時間的には、1時間30分程度の面会だったのですが、

何となく…私たちが去った後に処置する様子だったので、

そそくさと帰宅しました。もう少し居たかった…

 

今日の我が子は、少しご機嫌ななめ!?何となく、そんな感じがした。

母親(女性)って、第六感が鋭いって言われますよね!?

この前、知り合いが、

「女性の第六感は、子供の様子を察知したり、危険を回避したりするため」

と言っていて、妙に納得してしまいました。

父親って、夜中に子供が起きても気付かないけど…

母親は、パッと目が覚めますもんね~

 

今日は、我が子の背中を触ったよ。

でも、まだまだ緊張が(;´Д`)

何ミクロンの薄さガラスの置物を触るくらいの緊張感!!

私としては、触っているつもりなのですが、

その様子を見ている旦那曰く「手が浮いているよ(笑)ハンドパワー!?」

という始末(# ゚Д゚)

心の中で「やかましいわ。」と、つぶやく母でした。

 

*搾乳に関するおすすめ

今日もほぼ3時間おきに搾乳をする母。

この時には、70ml程採れるようになりました。

準備→搾乳→片付けに1時間くらいかかっている搾乳ですが、

私が使っていた搾乳に関するアイテムをご紹介!!

 

①誰もが知っているピジョンの「さく乳器 手動」です!!

なぜ、これにしたかというと …理由は単純明快!!

病院で使っていたからです(^^;悩むことなく、これにしました!!

自動もありますが、始めは少量の母乳なので、自分で調整できる方がよかったです。

 

ピジョン さく乳器 (手動タイプ) 母乳アシスト 角度調節可
 

 

でも、部品も多いし、洗うのも拭くのも一苦労(-_-;)

その後、段々と搾乳量が増えてきたときに、大活躍していたのが…

 

②いぶし銀的な存在!?「カネソン さく乳ポンプ」!!

 

カネソン kaneson さく乳ポンプ エトカ etoca

カネソン kaneson さく乳ポンプ エトカ etoca

  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: Baby Product
 

 

見た目に華やかさはないですが、これは、とても便利♪便利♪

洗うのものも拭くのも簡単(^^)それに、安いので予備で購入。

小胸な私ですが、十分胸にフィットして搾乳することができました。

この搾乳器のおかげで、かなりの時間短縮に!!

段々と、ピジョンの搾乳器でなく、カネソンをメインで使うようになりました(^^♪

 

③母乳を入れるための母乳パック「カネソン 母乳パック」

 

ピジョンの搾乳器を購入したときに、

母乳パックもピジョンにしようかと思ったのですが、

ピジョンより安かった

●搾乳した母乳を衛生的に入れやすい

●解凍したときに、哺乳瓶に入れやすい

という、個人的な理由で、カネソンにしました!!

 

3時間の搾乳は、一日に8回。

母乳パックを一日、8枚使うとなると、結構な額になりますよね~

それでも、今私が、我が子にできることは、母乳を取って

我が子に届けること!!と思って、せっせと搾乳しておりました。

 

 

 

退院まで、あと143日~黄疸のライト~

退院して、4日が経ち…まだまだ、安静が必要なとき…

にも、関わらず!!市役所に手続きに行くために、運転する母(-_-;)

 

*役所での手続きとは

私の住んでいる市では、2,000g以下での出生や身体の発育が未熟なままでの出生により、医療機関での入院養育が必要な赤ちゃんは、 医療費の給付を受けることができる制度があります。出生から30日以内に申請の必要があるため、急いで役場へGO!!

【必要な書類】※市町村によって、若干、異なる部分があるかもしれません。

  • 養育医療給付申請書
  • 医療意見書
  • 世帯調査
  • 所得税を証明できる書類
  • 保険証及び子ども医療証
  • 印鑑
  • 低体重児出生証明(妊婦健康診査補助券の最終ページ)
  • 母子手帳

 オムツ代や衣服費などは、実費になりますが…

子供の入院でいくらかかるのかと不安になっていた私たちには、有難い制度でした。

今までは、書類って言ったら自分か親の分でしたが、子供の名前を書いている瞬間…

親になったんだな~と実感する母なのでした。

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入院していた5カ月間を図にしてみました。

5カ月…長い(;´Д`)

脳内出血のリスクがある72時間を経て、慢性肺疾患のリスクやステロイドの投薬

未熟児網膜などなどを乗り越えた5カ月。

今回は、黄色の矢印…退院までは、まだまだ道のりは長いですね。

 

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*今日の面会

面会に行くと、我が子の保育器に青白い光が!!

なんだ!?なんだ!?何事だ!!!!

 

血液検査の結果…

黄疸の治療のために、ライトを浴びることに。

黄疸とは…「血液中のビリルビンという色素が増えて外見上、黄色くなる状態で、あまりにも多いと害を及ぼすことがあります。最も注意が必要なのは、脳への影響」とのこと。

治療としては「液中の高いビリルビンを減らす最も一般的な方法は光。特殊な波長の光を赤ちゃんの体に当てることで、血液中のビリルビンを分解することができるのです。これによりほとんどの黄疸は良くなります。」

 

脳への影響!?怖い響きですよね(;´Д`)

の・う・へ・の・え・い・きょ・う…

 

でも、結果的に黄疸の治療は、この一日だけだったので、ほっと一安心(^^)

ライトの光自体は、あまり目に良くないので、我が子は、目隠しをして、黄疸の治療をしていました。

お父さんやお母さんたちも、あまり光をじーと見ないでくださいね~と看護師さん。

 

ところで…

体が小さく、たくさんの血液を採ることができない赤ちゃんの血液採取って、

針みたいなのを、ポチッと刺して、じわーと出てきた血液を採取して、

検査するそうです!!

 

 うむ…"(-""-)"

我が子が…

生まれたばかりで…

血液を採られるなんて…胸が締め付けられる思い。

 

 

そんなことは、つゆ知らず…と言った様子で

我が子は、保育器の中で

手を広げて、動かしていた親指を口元にあてて、

おしゃぶりをしていました(*^^*)

 

 

 

 

 

 

退院まで、あと144日~冬の搾乳事情~

退院して3日目。

今日も、せっせと搾乳して、NICU(面会)に行きます。

 

*冬の搾乳はとにかく寒い

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この日も、2:40→5:40→8:20→11:20→14:20→17:20→20:20→23:20と、

きっちり3時間ごとに搾乳する母。

日中は良いのですが、夜は睡魔と寒さとの闘いです。

あったかい布団から出るのは至難の業(-_-;)

目覚ましかけても…あと5分なら大丈夫よ♪と悪魔の囁きに導かれるまま…

心地よく寝る時が(;´Д`)

そんなときは!!

人に起こしてもらう!!これが一番だと感じました。

時折、自分が頼んで起きながら、起こされることに苛立ちを覚えるときもありますが…

そこは、

起こそうと寝ずに起きてくれているパパに感謝です(^^)

そして、

寒いときは、暖房をつける!!基本中の基本ですね♪

 

退院したばかりの時は、病院と同じようにしなきゃ!!みたいな

気持ちになるんですよねぇ~(-_-;)

搾乳器を洗うのも、これでもかーーーという程、水で念入りに洗って、すすいで…

拭く時も一滴の水滴も残さないように、拭き上げる!!

そんなことをしていると…

搾乳前の準備で、30分程度

搾乳、20分程度

母乳パックに入れたり、片付けたりで、20分程度

トータル一時間超えてるじゃないかΣ(・□・;)

 

今思うと、そんなにきっちりしなくてよかったのかなぁ~とか、

気を抜くところは抜いていいんじゃない!?なんて思うところがありますが、

 

我が子が、そばに居なくて…私に今できることは、搾乳すること。

NICUで頑張っている我が子に少しでも、母乳を届けたい気持ちで…

せっせと搾乳して、面会の時に届けていたように感じます。

 

そんなこの日の手帳には、

『頭の位置が変わって、右側を向いていた。

呼吸器の設定が変わったが、タンやヨダレが多くなる。

でも、肺の負担が少し減るとのこと。

心拍が一度、90台に(@_@;)』と、書いていました。

 

うつ伏せの状態なので、時間に応じて顔の向きを変えているとのこと。

赤ちゃんの心拍は、新生児で140~160回

設定している数値から外れる(心拍が早くなったり、落ちたりする)と、

ピーピーピーとアラームがなるので、

なんだ!!なんだ!!大丈夫(◎_◎;)と…ヒヤヒヤ

そんなときは、看護師さんにひとつひとつ聞いて、疑問や不安を解消することですね!!

自分の心の中で、もしかしたら…!?と色々考えても、気持ちが下がるしかないので、

きちんと主治医や看護師さんに聞いて、安心、納得した上で、

我が子に『また明日来るね♪』と言えたらいいなと…(^^)/

 

 

 

 

 

 

退院まで、あと145日~片道50分の道のり~

無事に退院した、私は、家で静養することとなります。

自宅から病院は、車で50分程度の距離にあり…

術後、日が浅いため運転することもできない私は、

旦那の帰りを待ちながら…

ゴロゴロしたり、家事をしたりしておりました。

 

*呼吸器について

退院するまでに、「肺の呼吸器→鼻の呼吸器→経鼻酸素カニューレ

と、段階を踏んでいきます。

 

今の段階では、肺の呼吸器!!気管にチューブを入れて、呼吸を助けます。

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https://pediatr.kyushu-u.ac.jp/download/hospitalization_syusanki.pdf

 その後、鼻にマスクをするような呼吸器へ

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https://pediatr.kyushu-u.ac.jp/download/hospitalization_syusanki.pdf

鼻の下に、チューブをつけるタイプになります。

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*今日のNICU面会

面会の様子は、毎日手帳に記していました。

 

『今日は、おなかを下にして、寝ていたよ(^^)

右腕を動かしたいみたいだったけど…点滴!?が繋がっていたから

自分の好きなようにできなかったね(^^;

思い通りに動かせなくて(-_-;)もどかしかったね。

今日は、背中をなでなでしたよ♪

我が子の温かさを感じたよ。今日もありがとう。』

 

と、書いておりました!(^^)!

振り返ってみてみると、恥ずかしいものです(照)

 

*今日の搾乳

2:40→5:40→8:40→11:40→14:40→17:20→20:20→23:20

睡魔に負けて、夜中は寝てしまうこともあり(-_-;)自己嫌悪~

それでも、25~30ml程、搾乳することができました。

 

退院まで、あと146日~母退院する~

*祝!!退院

緊急で、集中治療室(母体・胎児集中治療管理室)へ入院し、

数日後、帝王切開で男の子を出産、

一般病棟での、数日を経て、

今日!!無事に退院の日となりました(^^♪

 

10時には、身支度を済ませ、そそくさと病室を後にした私。

 

出産前は、我が子がどのような状態で生まれてきて…

これから、どんな風になるのか…

先の見えない不安でいっぱいだったあの頃。

出産しても、どんな治療が待っていて、どんなことが起こるのか、

いつ我が子が退院して、一緒に生活できるのか

すべてが未知数でした。

心が空っぽで、何をするにも実感がない…

いつも、どっか、そっぽを向いているような状態でした。

 

一旦、病院を出て、昼食を済ませた後、

NICUへ行き、我が子との面会。面会しているときは、自分が自分でいられる感じ。

看護師さんやお医者さんもいるので、

気を張っているっていうのもあるのかもしれないですが…

 

今日は、足形をいただきました!!

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水でスルッと落ちる特殊なインクを足につけて…紙に👣ペタっ!!

センチほどの小さな足形は、母と父の宝物になりました(^^)

 

まだまだ、呼吸器やチューブがつながっている我が子…

触るにしても、モニターのアラームが鳴るたびに、

何かしてかしました(; ・`д・´)!?と狼狽えて、がっつり触ることができない母(^^;

数ミリ浮かして触っていました。

旦那からは、ハンドパワーか!?なんて言われていましたが(^^;

 

*入院中、思っていたこと

母体・胎児集中治療管理室という、冷蔵庫もトイレも流しもある快適な個室

←集中的に治療を要するが故に、母体・胎児集中治療管理室にいるわけなのですが(-_-;)

その中で、入院していた時に思ったのは、

『このまま、ここで過ごすことを願う自分がいたこと』

妊娠してからも、毎日激務の仕事…無理をしていました。

日々、追われる家事…無理をしていました。

精神的にも肉体的にも、疲労困憊だったのは事実…

それでも、上手に人に頼ることができませんでした。

入院中では、ご飯を作らなくていい、掃除や洗濯をしなくていい、

仕事のことを考えなくていい、

そして、夫とずっと顔を合わせなくていい

現実逃避ができる場所でした。

 

しかしながら、一般病棟の病室では、

出産した我が子がすでに隣にいて、出産を喜ぶ人達や

出産後、おっぱいを飲ませているお母さんがいて…

自分が思い描いていた妊娠・出産、育児ができないもどかしさ、

人をうらやましく、ねたましく思っていました。

旦那は、『病室をかえてもらえるように、看護師に言ってくる<(`^´)>』と

言っていましたが、私は、

『私に、悪いことがあってもいい、我が子に悪いことが起きないなら

それでいい』と答えました。

母になる。親になる。ってことは、

絶対的に守りたい存在に出会うことなんだと気付かされました。