退院まで…ダイジェスト版Ⅰ~眼科編 定期検診~
退院まで、〇〇日と設定していましたが…
なかなか進まない(´;ω;`)ウゥゥ
いつも重複しているところもあるので、
今回は、ダイジェスト版として、お送りします!!
そんな、ダイジェスト版の一回目は、眼科編!!
我が子は、早く小さく生まれたため、
未熟児網膜症になる可能性が高いと…常々、言われてきました。
この世に生をうけて…
状態も安定…眼科検診に、耐えうる状態になってきたので、
定期的に眼科検診をしていくことになります。
未熟児網膜症とは??
小児眼科学会のホームページによると
赤ちゃんの網膜の血管は在胎36 週頃に完成します。予定日より早く生まれた場合は、網膜の血管は途中までしか伸びていません。血管の伸びが途中でとまってしまい、血管が枝分かれしたり、眼の中心にむかって立ち上がったりと、異常な発達をすることがあります。
未熟児網膜症にも様々なタイプがあるようで…
●徐々に進行するタイプ(Ⅰ型)
さらに、5段階に分類され、
第1段階では、伸びている網膜血管の先端部と血管の伸びていない網膜(無血管野)との境界部分に境界線とよばれる組織ができる。
第2段階では、境界線の厚みが増す。
第3段階では境界部に異常な血管である新生血管ができ、増殖した組織が硝子体に向かって伸びていく。
さらに増殖組織が増すと、網膜をひっぱり網膜剥離(牽引性網膜剥離)を起こします(第4/5段階)。
●急速に進行する劇症タイプ(Ⅱ型)
在胎週数が少ない超低出生体重の赤ちゃんに起こりやすく、急速に網膜剥離へ進行して失明する危険の高いタイプ。
治療としては…
(Ⅰ型)
自然に治る傾向があるので、第2 段階までの網膜症は経過を観察。
第3段階にまで進んだ場合は、さらに進行して網膜剥離を起こすことがある。自然に治る傾向のない第3段階の網膜症に対しては治療を検討する。
(Ⅱ型)
進行が早いため診断がつき次第ただちに治療を行う。
治療はまずレーザーによる光凝固術を行い、血管が伸びていない部分の網膜にレーザー光線をあてて網膜を焼き、新生血管を促進する因子の放出を抑える。
レーザー治療を行ったにも関わらず、網膜剥離が進んだ場合は、強膜輪状締結術といって眼球にスポンジを巻く手術や硝子体手術といって眼球の中身を操作する手術が行われる。同時に水晶体を取り除く手術が必要になることもある。
むむむ(@_@)何だか…恐ろしくなってきましたね…
↑こんなことを、言われていたことを思い出しました(-_-;)
未熟児網膜症イコール失明と、思っていた私たちは、その不安に蓋をして、
考えないようにしていました。
いよいよ定期的な眼科検診がスタートします。
呼吸器が人工呼吸器(肺)だったのが、マスクタイプに換わる直前に、
眼科検診がスタートしました。週一回。
瞳孔を開くために、点眼をして、器具を使って、目を大きく開き見ていきます。
その時は、もちろんNICUで行われるのですが、
親が面会している時は、「親御さんは、一旦外でお待ちください」と、
廊下で待機することに…
親には見せれないような状態なのか(◎_◎;)!?と、やきもき…
終わって、NICUに戻ると…目の周りは保護するためであろうワセリンが…(;´Д`)
目の周りは赤いし…(;´Д`)
検診の結果は、レベル1(経過観察)
それから、レベル2へ…(@_@) 現象維持が続く
ある日、眼科の専門医から詳しく話を聞く時が!!
もしもの時は、注射をできれば…とのこと。
その後の検診では、境界線は目立つ程ではないので、経過観察でよいのではと。
未熟児網膜症は、症状が悪化するスピードが速いようで、
毎週(必要な時は診察の回数を増やしながら)診てもらっていました。
自然に治ることを願っていた私たちですが…
初めの診察から1カ月過ぎたころ…
状態は悪化し、改善が見られないことから、処置をすることとなります。
処置については、退院まで…ダイジェスト版Ⅱ~眼科編 注射と経過~で
お話できたと思っております。