退院まで、あと150日~初めておっぱいが出た日~
*出産して3日が経ち…
帝王切開をして544グラムの男の子を生んだ母は、
初めての全身麻酔の影響(気管挿管)で、咳が止まらず(@_@;)
朝、咳止めを服薬するも、おさまらず…
喉はイガイガ…こみ上げる咳に傷口は痛み…
散々な気持ちでいましたが…
*母になった実感
おっぱい(母乳)が出たのです!!
看護師さんにマッサージをしてもらい、両方ともうっすらとにじむ程度。
でも、出だことが嬉しくて♪ 母になった実感!!
始めは、妊娠7か月だったんですけど、出るんですか?
なんて、看護師さんに質問していました(^^;
「早く産んでも、もちろん!!おっぱいはでますよ。それに、早く産んだお母さんのおっぱいは、通常の週数のお母さんの母乳とは、ちょっと違う成分が含まれるんですって。早く小さく生まれた赤ちゃんに必要な成分なんでしょうね(^^)」
へぇぇぇ~そうなんだ!!
微々たる母乳は、その日、我が子の口へ。
まだ、飲むまでには至らないので、唇にあてる程度。
しかしながら、脳裏に過るのは、手術前に小児科の先生たちが言っていた超低出生体重児の赤ちゃんの予後について…
*我が子に対する不安と心配
『超低出生体重児(1000g未満で産まれた赤ちゃん)は、呼吸障害や循環障害、頭蓋内出血、細菌感染症、壊死性腸炎などの合併症が考えられ、特に72時間は、頭蓋内出血などの大きな合併症を起こすことが多いです。退院しても、脳性麻痺や視力の障害、慢性肺疾患、発達障害がある可能性が高いです。』などなど…
出産前日に言われていたので、不安でいっぱい"(-""-)"
大丈夫だろうか!?と不安に押しつぶされそう。胃がずぅーんと重苦しくなる。
面会に行くと、手足をバタバタ。
「赤ちゃんは、お母さんやお父さんが来ると、ちゃんと分かるんですよ(^^)」
と看護師さん。
今日は、おっぱいが出るとともに、母性も出て、
頑張る我が子に、「がんばれー!!どんなつらいことも、お母さんがもらうから、ちょうだいね!!」などと話しかけていました。
*1年後…の今は。
未熟児網膜症の治療は入院中にしましたが、経過は良好♪
慢性肺疾患と診断されて、退院の時には、酸素をつけていましたが、
退院後、肺の状態もよく今では、酸素も取れて過ごしています(^^)
あの時の不安も必要だった不安だったかなと思います。
あの時があったから、今がある!!
我が子との絆が、深く強固なものになったのだと感じます。